「在宅ワークでお小遣い稼ぎをしたい」
「育児や家事の合間に働ける仕事を探している」
そんな思いから、クラウドワークスに興味を持った方も多いのではないでしょうか。
初心者OK・スキル不要と書かれた案件が並ぶクラウドワークスは、
一見とても魅力的に見えるかもしれません。
しかし、実際には登録して後悔するケースも少なくありません。
本記事では、これからクラウドワークスを始めようか悩んでいる方に向けて、
事前に知っておいたほうがいい情報についてまとめました。
後悔のない選択をするために、ぜひ最後までお読みください。
ポイント
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初心者がクラウドワークスでつまずきやすい理由
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単価の低さや競争率の高さの現実
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危険な案件の見分け方と対処法
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クラウドワークス以外の働き方の選択肢
クラウドワークスは初心者はやめたほうがいい理由とは
クラウドワークスは誰でも始めやすい反面、
初心者が稼ぐにはあまりにもハードルが高いのが現実。
とくに、パソコンスキルや営業経験がない方にとっては、
厳しい現場になる可能性が高いと言えます。
なぜなら、クラウドワークスでは「実績がない=信頼されない」という構造があるためです。
そりゃそうですよね。
ラーメン屋で「ラーメンを作ったことがありません」という人のラーメンは誰も食べたくない。
家を作ったことがありませんという大工にはなかなか仕事を依頼しづらい。
実績ゼロの状態で高単価案件に応募しても、
相手にされないことがほとんど。
そのため、初心者はどうしても低単価の案件から始めるしかなく、
時給換算すると300円~500円ということも珍しくありません。
もっと下がる場合もありますね。
例えば、知人が最初に請け負った記事作成の仕事では、1文字0.5円、
つまり2000文字で1000円という条件でした。
しかも、テーマがニッチで調査に時間がかかり、
最終的に4時間以上かかったのです。
さらに修正依頼もあったそうですし、
仕事を取る段階での受注合戦もありました。
これではバイトよりも効率が悪いのは明らか。
クラウドワークスが悪いわけでは無いのです。
というのも、そもそも、クラウドソーシングは個人事業主。
クラウドワークスは場所を提供しているだけ。
個人事業主は自分から営業(提案文)をしなければなりません。
それが初心者には大きな負担です。
慣れない文面を案件元に何度も送り続けても、
返信すら来ない日々が続くと、心が折れそうになるそうです。
ランサーズでもクラウドワークスでも多くの人がやっちゃってることがある。
それは「プロジェクト応募時の定型文メッセージ」。
これクライアント側にはコピペバレバレだからやめたほうがいいよ。ちなみに大半のクライアントはプロフィールまで見てくれないから、
メッセージが全てということ。— ジライヤ|売り込まない営業×ライティング (@HAq8aJX8SRoHVdu) September 16, 2020
クラウドワークスで動画編集を依頼すると、
ポートフォリオが同じ人がめちゃくちゃ多い…おそらく動画スクールで自分の実績として公開していいポートフォリオとか提供してるんだろうなぁ。。。
同じポートフォリオ見つけた時点でNGにするからやめたほうが良い思うのは、私だけ?
— 塩川 直人丨LINEマーケティングの事例やすぐに使えるコツを発信中 (@osioci) October 21, 2022
このように考えると、初心者がクラウドワークスで効率よく稼ぐのは簡単ではありません。
むしろ収入が目的であれば、地域のパートやアルバイトの方が安定して稼げるケースが多いのです。
在宅で自由に働きたいという気持ちは理解できますが、
「やればやるだけ稼げる」という幻想を抱いて始めると、
かえって疲弊してしまう可能性もあります。
その意味でも、「初心者こそやめたほうがいい」と言われるのは、
あながち間違いではありません。
ただし、低単価案件から実績を積み重ねて成り上がる人もいるのも事実です。
しかし、大半の人には難しいので「やめたほうがいい」と言われる。
それでもやりたいという人はどんどんやるといいでしょう。
クラウドワークスでのやばい案件の特徴と見分け方
クラウドワークスなどのクラウドソーシングには魅力的な案件がある一方で、
初心者を狙った「やばい案件」も紛れています。
気をつけなければ、時間を無駄にするだけでなく、
トラブルに巻き込まれる可能性もあります。
まず、やばい案件の特徴として挙げられるのは、
「内容があいまい」「報酬が極端に低い」「個人情報を要求される」などです。
これらの条件が複数当てはまる場合は特に注意が必要です。
例えば、「簡単な入力作業」とだけ書かれた案件が、
実は大量の営業メールを送らされるものだったり、
作業前にLINEや外部チャットでの連絡を強要されるケースもあります。
こうした連絡先の交換を強いる案件は、プラットフォーム外でのやり取りを誘導し、
契約の保証がない状態で作業を進めさせようとするため非常に危険です。
知人が実際に遭遇したのは、「初心者歓迎」と書かれた案件で、
実際には海外サイトを翻訳しながらリサーチ記事を量産するというものでした。
納品基準は厳しく、報酬は1記事300円。
納期も短く、プレッシャーだけが残りました。
では、どうやって見分ければいいのでしょうか?
一つの目安として、「プロジェクト詳細が丁寧かどうか」
「評価があるクライアントかどうか」
「相場に対して報酬が安すぎないか」などを確認するとよいでしょう。
また、契約前に違和感がある場合は、勇気を持って辞退することも大切です。
クラウドワークスでは、自己防衛の意識が必要です。
案件選びの段階で慎重に見極めることが、トラブルを避ける最大のポイントとなります。
初心者こそ、焦らず確実に信頼できる仕事から始めましょう。
ありがとうございます。なーるほど、こりゃひどい。
クラウドワークスで政治系の動画を作る募集に関しては規制をかけるの、アリですね。 https://t.co/LtpfeSc6Tj— shinshinohara (@ShinShinohara) December 29, 2024
クラウドワークスでデータ入力をやってみた人の落とし穴
データ入力は「初心者でもできる」「スキル不要」と紹介されることが多く、
在宅ワークや副業を始めたい人にとってハードルが低いジャンルに見えるかもしれません。
しかし実際にやってみると、多くの人が「こんなはずじゃなかった」と感じているのが現実。
というのも、データ入力の案件は一見シンプルに見えても、
作業量に対して報酬が低い傾向があります。
例えば「1件○○円」と書かれていても、
1件処理するのに3分〜5分かかることもあります。
その結果、時給換算で300円以下になってしまうことも少なくありません。
知人が初期に受けたデータ入力の仕事では「100件で500円」という条件でした。
慣れていないうえに、目視で確認しながらコピペを繰り返す作業で、
トータル4時間以上かかりました。
ミスがあれば修正依頼が入り、そのやり取りにさらに時間を取られることもあります。
また、落とし穴は単価だけではありません。
クライアントによっては、作業の途中で仕様を変更してきたり、
連絡が途絶えるケースもあります。
「初心者向け」と書かれている案件でも、納品形式に厳しいルールがあったり、
細かいマニュアルを読まされることも多く、予想以上に精神的な負担がかかります。
このように考えると、「誰でもできる」と思って始めたデータ入力が、
実は非常にコスパの悪い選択肢になってしまうことがあるのです。
やるならば「業務委託は労働ではなく成果報酬」であることを理解し、
時間対効果を冷静に見極める目が必要です。
多分今までで一番ひどい報酬。
もちろん #クラウドワークス で大量募集常連のクライアントです。当初の注文だったライティング業務をこなしていたところ、
「編集長」業務を月額2500円で押し付けられそうになりました。月額。携帯料金か何か?
当然業務量と全く見合わないのでお断りしました。 pic.twitter.com/AtSfDsKHVh— くぷくぷ情報局/執筆案件募集中 (@kupukupu_akkun) March 5, 2021
クラウドワークスで初心者は月収でいくら稼げるのか?
クラウドワークスで初心者がどのくらい稼げるのか、
月収の目安を知りたいという人は多いと思います。
ですが、先にお伝えしておくと「最初の1〜2ヶ月はほぼ稼げない」と見積もっておいたほうが無難です。
その背景にあるのが、「実績ゼロの壁」と「低単価案件しか選べない現実」です。
クラウドワークスでは、クライアントがワーカーの評価(★の数や過去実績)を重視するため、初期の段階では採用されづらく、仮に採用されても単価が極端に低い案件になりがちです。
知人が最初の月に受けた仕事は、1記事1000文字で報酬が400円、
しかも内容が専門的で調査が必要なものでした。
結局1記事に3時間近くかかってしまい、時給換算すると100円以下。
結果として、月に数件の案件しか取れず、トータルで稼げたのはたったの2,000円ほどでした。
このような状況は決して珍しくなく、他の初心者の方々も似たようなスタートラインに立たされます。
さらに、仕事を取るための提案文を送る作業にも時間がかかるため、
実作業以外の「見えない労働」も発生します。
一方で、少しずつでも評価を積み上げていけば、2~3ヶ月後には継続案件ややや単価の高い仕事を受けられる可能性も出てきます。
ただし、そこに到達するまでに多くの人が挫折してしまうのも事実です。
つまり、「初心者でも月5万円は可能!」という声もありますが、それは一部の特例です。
大半の人にとっては、最初の月収は0〜3,000円程度と考えておいた方が、現実的な目標設定になります。
クラウドワークスで募集してるBUYMAはやめたほうがいいよ。
半年やったけど、時給160円がやっと。1商品やって40〜50円が相場。
仕事は画像加工1枚で切り抜きあり、ダウンロードした画像の調整、
文章作成、システムに登録。これだけやって40円。
#クラウドワークス#在宅ワーク#BUYMAはやめたほうがいい— MIDO (@midomido8685) February 27, 2023
クラウドワークスをやめたほうがいい人の共通点とは
1つはくりかえしになりますが報酬金額の問題を耐えられない人。
2つ目は「指示が曖昧だと不安になるタイプの人」。
というのも、クラウドワークスでは、クライアントによって指示の細かさがバラバラ。
曖昧な表現のまま丸投げされることもあります。
自己判断や試行錯誤が求められる場面が多いため、受け身の姿勢ではうまくいきません。
いろいろなクライアントとうまくやる世渡り力的なものが必要となります。
クラウドワークスがやばいと言われる理由を解説
クラウドワークスは取引の場所を提供しているだけです。
なので、どうしても「質の悪いクライアントが一定数存在」します。
例えば、納品後に突然連絡が取れなくなる、報酬の支払いを渋る、
無理な修正を要求するなどのトラブルも報告されています。
知人が経験したある案件では、細かい指示が一切なく丸投げされた挙句、
納品後に「思っていたのと違う」と言われ、報酬の支払いが遅れたことがありました。
また、「報酬トラブルの解決が難しい」という声もあります。
クラウドワークスには一応サポートがありますが、個別案件のトラブル解決には限界があり、
結局は自己責任という側面が強いのです。
これらの理由から「やばい」と言われることもありますが、
すべての案件やクライアントが悪質というわけではありません。
ただし、リスクを避けるには「評価がないクライアントには注意する」など、
ワーカー側の見極めも求められるということを理解しておく必要があります。
クラウドワークスというサイトを見ていたが、
家で誰でも出来るような仕事、例えばデータ入力や文字起こしは、
単価がとても安い。時給換算すると200~300円では?という仕事がとても多い。
ホームページ作成や動画編集でも、よほど上手くないと稼げない印象。日本、本当にきついな~
— MasaDjp (@masjp72) March 22, 2024
クラウドワークスの評判を信用しても大丈夫?
「クラウドワークス 評判」と検索すると、良い口コミも悪い口コミも数多く見つかります。
では、そういった評判をどこまで信用して良いのでしょうか?
ここで重要なのは、「評判は人それぞれの立場で語られている」ということです。
たとえば、スキルが高く、営業力もあるワーカーが「月20万円稼げた!」と書いていたとしても、それはごく一部のケースに過ぎません。
一方で、「全然稼げない」という声も、実績がない状態で高単価案件に応募し続けていた可能性があります。
また、口コミサイトやSNSでの投稿には、どうしても主観が入ります。
実際、私が読んだ口コミの中には「詐欺まがいの案件ばかり」といった内容もありましたが、
慎重に案件を選べば問題なく報酬を受け取れる仕事も存在しました。
つまり、「使い方次第」で見える世界が変わるということです。
加えて、ポジティブな評判の多くは、継続案件を獲得した経験がある人からのものです。
そのような人たちは、「初心者時代をどう乗り越えたか」まで語っているケースが少ないため、
表面だけを読んで同じように稼げると思ってしまうと危険です。
このように考えると、評判を鵜呑みにするのではなく、複数の情報を比較し、
自分の目的に合った使い方ができるかどうかを冷静に判断する必要があります。
在宅ワークラボとしては、クラウドワークスは“使い方と心構え次第で武器になるが、
過信は禁物”という立場で考えています。
クラウドワークスは初心者はやめたほうがいいとしたら?
クラウドワークスが合わないなら他にどんな選択肢があるか?
クラウドワークスが肌に合わないと感じた場合、
それで在宅ワークを諦める必要はありません。
実際、知人も「クラウドワークスは向いていない」と判断してから、
別の道を模索し、より安定した収入を得られるようになりました。
1つ目は、企業の業務委託求人を直接探す方法です。
最近では「在宅ワーク専門の求人サイト」や「ママ向けのお仕事マッチングサービス」などが増えており、クラウドソーシングに頼らずに仕事を見つける人も増えています。
2つ目の選択肢として、ブログやSNSを活用した“自力集客”型の働き方もあります。
自分の得意分野や経験を発信していくことで、直接依頼をもらえるケースもあります。
時間はかかりますが、報酬や働き方を自分でコントロールできるのが魅力です。
どの道、自分で集客しなければならないのですから。
また、在宅コールセンターや一部のデータ入力の仕事も、
未経験から始められる仕事として人気があります。
決められたマニュアルに沿って対応するだけなので、初心者でも取り組みやすいです。
このように、クラウドワークスが合わないと感じても道はひとつではありません。
大切なのは、「自分にとって何が苦痛だったのか」「どんな働き方なら長く続けられるのか」を明確にすること。
その上で、他の選択肢を冷静に検討することで、在宅ワークとしてのキャリアを前向きに築くことができます。
「クラウドワークスは単価が安い」と文句を言うなら、
発注側になれば良い。例えば、動画編集を1本500円とかでやってくれる人がいるわけです。
「そんなに安くして良いの?」と思うかもですが、
安くて嫌な人は応募しないだけです。でも実際は結構応募来ますし、スキルある人もいます。
— ぴらの@ショート動画編集・台本・運用 (@piranoman) October 5, 2024
クラウドワークスでは初心者はやめたほうがいいと感じる前に知っておくべき注意点
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初心者歓迎案件は単価が極端に低いことが多い
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作業時間に見合わない報酬になるケースが多発する
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データ入力は単純作業だが競争率が高く稼ぎづらい
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クライアントによっては報酬未払いのトラブルもある
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サポート体制が期待ほど手厚くない
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提案文の書き方に工夫が必要で慣れるまで時間がかかる
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「スキル不要」と書かれた案件でも最低限のPC操作能力は必要
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案件の見極めができないと時間を浪費する
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継続契約に結びつくには高いコミュニケーション力が必要
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他の在宅ワークの方が安定する人もいる
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高評価の獲得に苦戦し受注実績が積めないことがある
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稼いでいる人は案件選びと自己管理に長けている
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プラットフォーム手数料が報酬から差し引かれるため想像以上に手取りが少ない
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評判やレビューは参考になるが全てが真実ではない
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かなりのスキルアップの努力が前提でなければ長期的な収益にはつながらない